vol.4「現物資産」

戦後78年間の平和が未来永劫続くと思っていと思っていた多くの日本人は、平和ボケと揶揄されることもしばしばです。
しかし、メディアで毎日のように流れている紛争のニュースや近々起こると言われる台湾有事の報道などで、さすがの日本人も少しずつ意識が変わってきているのではないでしょうか。
なぜなら、戦場ではなくても、これらの紛争が物価高という形で日本の生活に影響を及ぼしていることが日々実感されるからです。
また、仮に中国が台湾海峡を封鎖した場合、日本において原油供給が途絶え、経済に大きな影響が及ぶ可能性があります。

まず、知らなければいけない事は、私たちが必要なのはお金ではなく物だと言う事です。
お金は物と交換をする為に必要な交換券です。有事の際には物が不足するため、物価が上昇しお金の価値が下がります。世界では急速な物価上昇により、お金が紙きれになった国も少なくありません。そのようなインフレ時に強い資産は現物です。

資産には金融資産と現物資産がありますが、現物資産はそれ自体に価値があります。代表的なものに金やプラチナなどの貴金属と土地や建物などの不動産があります。現物は、基本的に物価上昇と共に価値が上がるためインフレ時にも強いのです。

特に、金は現在までの採掘量が約18万トンで、これは50mプールの約3 . 8杯分の量に値します。そして、地中の埋蔵量は約5万トンと考えられおり、50mプールで約1杯分しかありません。政府の都合で刷り放題の紙幣に比べ、量が決まっている金は価値が安定しています。


ツタンカーメン王の黄金のマスクでもわかるように、太古の昔から人は金に価値を見出していました。また、現在の必需品である携帯電話やパソコンにも、金は必要不可欠であることが金の価値を安定させています。

世界が混沌としている今からの時代は、有事の際に金融資産と逆の値動きをする金や不動産なども視野も視野に入れ
て資産形成をしていきたいものです。