日本が先進国へと駆け上がっていた高度経済成長期、その後に迎える1990年までの経済安定期には銀行にお金を「預けていただけ」で資産は増えていきました。順風満帆な経済情勢の中では、人々は将来の不安など全く感じていなかったでしょう。しかし1991年バブル経済が崩壊し華やかなりし時代は息をひそめてしまいました。欧米諸国がインフレや金利上昇に直面する中、日本だけが相変わらずデフレマインドと低金利、低成長から抜け出せずにいます。「失われた30年」です。

超低金利の貯蓄だけでは将来に向けた個人の資産形成が十分に進まないため、政府は2001年に「貯蓄から投資へ」をスローガンとして掲げています。人生100年時代、セカンドライフをどのように過ごせるかは、働ける今のうちに必要な資産をどれくらい増やせるかで変わってきます。しかし、金融知識を身につける機会のなかった日本では、なかなか投資への移行は進んでいないように思います。2022年からは高校の家庭科・公共の授業で資産形成について触れられているようですが、すでに高校を卒業してしまった大人たちにも正しい金融知識は必要です。知識が無いことで投資と詐欺の区別がつかず大切な資産を失くしてしまうことも少なくありません。私は、そんな日本の現状を大変危惧しております。

弊社では「本物を誠実に」を経営理念として、ご縁のあったすべての方が安心してセカンドライフを迎えることができるようにグローバルな視点で金融知識の提供をし、ひとりひとりの目的に寄り添った資産運用の提案をしてまいります。

株式会社focus
代表取締役 渡部 浩